活動の形(コンサルティング・アプローチ)

クライアントとコンサルタントの関係は、解くべき課題の内容、クライアント側の体制、コンサルタントに対する期待などを反映し、オーダーメイドに設計されるべきものです。

下記は、弊社のサービスの形態というよりは、クライアントとコンサルタントの関係に関するいくつかのパターンのようなものです。(下記は必ずしも排他的ではありませんし、また下記に限るものでもありません)

Dialogue:経営論点に関する定期的なディスカッション

  • 複雑に絡み合っている経営上の問題を、対処可能な論点として整理する
    →「何から考えれば良いのか分からない」から「考えるべきことが分かってる」へ
  • 例えば、6か月程度の期間を最小単位として、月2回の面談

Project:プロジェクト推進支援

  • 明確に整理された経営上の論点に対して、一旦の結論(Best Guessとしての仮説)を出すための、クライアント側において立ち上げる時限的なプロジェクト
  • コンサルタントは、第三者として、効果的・効率的なプロジェクトの推進に貢献する
  • 副次的な(しかし、本質的な)効果として、人材開発・組織開発

Support: 伴走役としてのコンサルタント派遣

  • 新しい考え方や活動を巡航状態に至らせるためには、社内外の様々な(意図的/無意識の)抵抗を乗り越えていく、初速の力強さが必要
  • コンサルタントは、その初速の力強さを維持・強化する存在として、プロジェクトリーダーを支える
  • それゆえ、クライアントに"代わって"特定の業務を請け負う活動とは、本質的に異なる

Coordination: 事業コーディネーション

  • 複数の企業が共同して事業を開発する際に、そのコーディネーターとして、活動する
    →第三者としての調整役、異なる企業文化の翻訳家、停滞しがちな企業間連携の加速器など

なお、弊社のコンサルティングは、作業請負の性格のものではありませんので、作業の要求スペックを当初から指定した書面RFP(Request for Proposal)に基づく企画競争入札への参加は、原則として辞退させて頂いております。仮に形式としてそうした手順をとる場合でも、実際の提案内容について事前に上記同様の突っ込んだやり取りと弊社が求める情報の開示をお願いし、それを踏まえた柔軟なプロジェクト設計の検討プロセスを共有させて頂くことを前提と致しております。